「種なしパンの祝いの第一日?」【マタイ26:17】
“さて、種なしパンの祝いの第一日に、弟子たちがイエスのところに来て言った。
「過越の食事をなさるのに、私たちはどこで用意をしましょうか。」”
種なしパンの祝いの第一日に、弟子たちが過越の食事をどこで用意をしましょうか。と質問 したのですが、イエス様が十字架にかかって死なれる日が過越際の日で、種なしパンの祭り は過越際が終わる14日金曜の夕方から始まるのに、時間的に合わないという質問が出る はずだが、ここに答えることにしました。答えも聖書の中から探す必要があります。 答えはマルコ14:12節で探すことができます。「種なしパンの祝いの第一日、すなわち、 過越の小羊をほふる日に、弟子たちはイエスに言った。「過越の食事をなさるのに、 私たちは、どこへ行って用意をしましょうか。」 他の福音書の同じみことばを探してみるだけでも解かれる場合が多いです。 ここで分かることは、ユダヤ人の「種なしパンの祝いの第一日」という表現は「過越の小羊を ほふる日」に対する表現だということです。ですから、木曜日の夕方という意味と同じです。 なぜなら、木曜日の夕方から金曜日の夕方までが過越際の日、過越際の期間だからです。 イエス様は過越際が始まる木曜日の夕方に過越際の食事と初めての聖餐式を行なわれ ました。これを分からないと、一日の前に過越際の食事と初めての聖餐式を行なってから、翌日、実際に過ぎ越しの羊として死なれたと説教するわけです。 そうではなく、同じ過越際の日に過越際の食事と初めての聖餐式を行なったのです。そして 同じ日に十字架につけられたのです。 イエス様は聖書通りに過越際の日に過越の食事と初めての聖餐式を行なって、過越の 小羊としてその日に死なれたのです。 みことばは偽りがないです。牧会者はそれを聖書からひも解いて立証する必要があります。